グエン・タン・ズン首相はこのほど、エタノール5%混合ガソリン(E5)を2015年12月から、全国の自動車やバイクなどの陸上交通手段で使用することを認める内容の決定を公布した。
それによると、E5は2014年12月から、◇ハノイ市、◇ホーチミン市、◇北部ハイフォン市、◇中部ダナン市、◇メコンデルタ地方カントー市、◇南中部クアンガイ省、◇東南部バリアブンタウ省ブンタウ市の7省・市での使用が開始され、2015年12月には、全国で使用することが可能になる。
また、エタノール10%混合ガソリン(E10)は、2016年12月から上記7省・市で、2017年12月から全国で使用することが出来るようになる。
エタノール混合ガソリンは現在、世界60か国・地域で使用されており、従来型の化石燃料の使用量を削減することで、環境保全やグリーンエネルギー開発に貢献するもの。
なお、ベトナムでは現在、ペトロベトナムグループ(PVN)がE5を製造し、◇ペトロベトナム石油総公社(PVオイル)、◇ぺテック投資技術商業社、◇サイゴンペトロの3社が販売している。